[Intro] [Violin and lead guitar state the blossom motif in exact unison above charging 6/8 drums.] 霧を裂く馬 折れた旗 白い月だけ すべてを見た [Verse 1] 平野は白い霧 槍の先だけ浮かぶ 倒れた旗の布が 湿った土を這う 左翼から朱の印 救援の合図が上がり 私は隊を向けて 月の低い丘へ走る そこに立つ一人 兜を捨てた君だった 敵の外套を裂き 白い文を掲げていた 刀は鞘の中 両手には何もなく けれど偽りの旗が 君の背後で開いた [Pre-Chorus] 待てと叫んだ 弓を下ろせと 風が声を奪い 弦だけが鳴った [Chorus] 月は旗の嘘を見た 白と紅が入れ替わる夜 君は刃を下ろしていた 味方の矢が胸を射た 月は旗の嘘を見た 私の誓いが君を斬った [Verse 2] 最初の矢は肩へ 二本目は脇を抜け 三本目の黒い羽が 胸の紐を切った 私は馬から落ち 泥の上を駆け寄り 君の身体を抱けば 月が血へと沈んだ 君は革袋と 欠けた簪を押し返し 「庭の東」と笑い 咳の奥で息を探した 「旗を信じるな」と 最後の音を残し 直した鎧の黒い緒を 弱い指で一度引いた [Pre-Chorus] 名を呼び続けた 春を約束した けれど君の瞳に もう季節は映らない [Chorus] 月は旗の嘘を見た 白と紅が入れ替わる夜 君は刃を下ろしていた 味方の矢が胸を射た 月は旗の嘘を見た 私の誓いが君を斬った [Break] [All instruments stop after one dry snare hit.] 起きて まだ茶を飲んでいない 起きて 緒を結び終えていない 起きて 春はまだ来ていない 起きて 私を一人にしないで [Instrumental Break] [Solo violin attempts the four-note motif but loses one note each repetition; low guitar enters with a slow heartbeat pulse.] [Bridge] 革袋の封には 都の印があった 開いた文の中に 両軍を売る名があった 我らを争わせ 土地を分ける計があった 君は止めに来たのだ 私を救いに来たのだ 高楼の者たちは 遠く安全に座り 月下の私たちは 互いの血で字を書いた [Climax] [The 4/4 double-kick pulse returns beneath ascending strings and a single sustained vocal line.] 月よ忘れるな 旗が隠したことを 私も忘れない 君を殺したことを [Final Chorus] 月は旗の嘘を見た 白と紅が入れ替わる夜 君は刃を下ろしていた 味方の矢が胸を射た 月は旗の嘘を見た 私の誓いが君を斬った だからこの手で旗を焼く 君の名を敵とは書かせない [Outro] [Slow cello, clean guitar and one low drum replace the battle arrangement.] 春に逢うはずだった 茶を分けるはずだった 月はすべて見ていた 私は間に合わなかった